涙が枯れるまで 泣き笑い・・・ |
昨日の風で 軽いものがみんな飛ばされた。
それを見て かわいいな~と拾ってみた。
今日は悲しいことがあった。
昨夜夫は「梅ちゃんを守る会」の仲間と梅ちゃんにお別れをしてきた。
96歳の梅ちゃんは 神戸で最期を迎えるため日野市から神戸に引っ越してきた。
最近特に 身体の衰えをご自身でも感じていたのか弱気になっていた。
定期的に姪御さんが様子を見に行かれ 私達も時間があれば伺っていた。
明日 オーストラリアに発つことになった。
オーストラリアに住む甥御さん一家が 11月に様子を見に来られ
まさか 冗談だろう~行く筈はないと思っていた処
この度は 梅ちゃんを本気で迎えに来たようだ。
1週間前に梅ちゃんに会った時も信じられなかったが いよいよ明日・・・
我が家にも何度か来られ 楽しいことも沢山あった。
一度思い込むと考えを変えない所や 言い出したら聞かない所もあったが
今になると 何もかもが思い出となった。
小さい時から可愛がっていた甥が「おいでと言うから行くの~」と突然言い
それを知った姪御さんは「急になぜ?」と言い続けた。
その甥御さんが急に連絡をしてきたことも不思議だったが
私たちは他人であり 何も言えなかった。
歩ける内に好きな様に行動し 誰がどう言おうと自分の考えを貫くのもその人の生き方だが あまりにも急なことが起こって信じられないことだらけだった。
しかし お昼過ぎにメールが来たのを読むにつれ
涙が止まらず 何度も何度も泣き崩れた。
6年間お気を遣って貰い感謝してお別れします。
でもね、1ヵ月したら一度帰って来るかも。
銀行の送金がうまくゆかなかった。
万一 帰れない時はよろしく
お別れしますなんてセンチな言葉は 梅ちゃんから言い出せないと思っていた。
それに涙し
でもね1ヵ月したら一度帰って来るかも・・・には
今までしてあげられなかったことを 新たな気持ちでしてあげたいと反省。
送金がうまく行かなかった件には ちょっと梅ちゃん抜けていたな~と
泣いて笑ろうてしまった
万一 帰れない時はよろしくって どう言うことなんだろう?
マンションの鍵をお返ししようと 昨日夫が渡そうとしたら
「ずっと持っていて・・・」と言われたそうだ。
何が何だか分からず 梅ちゃんは必ず一度帰って来て欲しいと願う。
今まで色んな事を教えて頂き 物を大切にすることも教えて頂いた。
母のように優しく厳しく勉強家であることに 尊敬の念を抱いていた。
取り敢えず 一度はオーストラリアに行かれ
気候や人間関係がうまく行きそうなら 好きな場所で好きな様に
暮らすのが一番いいね・・・と優しく言ってあげたい。
あんまり真剣に考えてあげられなくて 申し訳ない気持ちに自己嫌悪。
これからは寄り添って 心から優しくしてあげたいと思う。
親孝行したい時には親はなし・・・
親ではないが きっと寂しくなったんだろうと思うと居たたまれなくなった。
オーストラリアに定住するのは嘘であって欲しいと願う。
寂しい日だった。