穏やかな息子に気を貰い・・・ |
2つの重い鞄を持ち 斜め掛けショルダーを掛け
島からの出稼ぎの格好は面白おかしくもあり 憂いに満ちている様な~
私は徐々に体調が良くなり
久し振り 夫の仕事でアッシー嬢になれることが嬉しかった。
夫は東へ~
私は西に向い 息子の施設へと車を走らせた。
途中で渋滞があり 10分ほど遅れることを施設に連絡すると?
「はぁ?」と言われ「外泊ですか?」と若い事務員の返答には戸惑った。
施設開設と同時に 事務員として働いていたH氏。
彼は早朝から夜遅くまで 一人で利用者の施設利用料の計算や利用者の外泊・外出に関しても全てをこなしていた。
今 事務員は4名 看護師も4名に増えたが
それは 責任回避を意味するのでは?と思うことが多々ある。
偶々 昨日は内科医の診察日と知り「医師にお会いしてお通じが悪いこと等や薬のことをお聞きしたい」と言うと「今 先生は医務室で仕事をされているからダメです。看護師もその部屋で会議をしているから今日は会えません」と言われた。
随分と 医務室は敷居が高くなったな~
開設当初 嘱託医として来られていたDrは気さくで
親の悩みに応えてくれ どんな時でも話が出来て気さくだった。
では今 何の為の訪問医療なんでしょう?
私は 相談したいことがあるんだけれど・・・
閉じた医務室だけでなく 事務所も10月以降大変なことになっている。
先月は 同グループの事務方や他の施設関係者が来られ
狭い事務所にごった返し みんな手に書類を持ちオロオロしていたが
今も 同じ様に余裕がないことが伝わって来た。
私は なんかおかしいな?
納得で出来ないことに仕方ないのかな~と引き下がり帰ろうとした時
サンタの貼り絵は可愛く 気持ちを和ませてくれた。
歳を取ったサンタさんだけれど 明るい色合いにホッとする。
利用者の合作らしいが 帽子も長く特徴を表している。
お昼ご飯にと 手作りお弁当を持って行ったが 息子は・・・
一番初めにパセリを口に入れたのには 夫は喜ぶだろうな~と思った。
パセリ・レタスの次は 唐揚げや玉子焼き。
ご飯もどんどん口に運んだ。(何もかも撮るのを忘れた)
その後には 大好きなモロゾフのチーズケーキやチョコも
お腹一杯だった筈なのに ペロリ~食べてしまった。
かなり食べ過ぎと思ったが 食べたことで安心した。
脚が弱っていると思いいつもの公園をグルグル
何周しただろうか?
しんどいとも言わず 施設に戻ってからは保護者会が行われる大きなホールで
半分の利用者が集まり ボール遊びや積み木などして遊んだ。
この場での遊びは 支援員の工夫が必要だと思ったが
支援員も疲れているのか欠伸をしたり 動きが止まり睡魔が襲って来てるような~
帰りしな 責任者である支援員の一人が「お母さん もうアカンわ」と寄って来た。
朝の来ない夜はない・・・
「いつか明るい朝を迎えることが出来るよう 誠実に今を頑張るしかない」と言ったが 何を話してもまいっている彼には何の力にもなれない。
「絶対に辞めないで 正しいことは曲げないで」と言ったが
施設で働く彼らの現場を 上の方々は知っているのだろうか?
福祉事業は政府が考えている様な 建物が建ちお金が動くことではなく
助成をし 福祉事業者の利益が上がるようなことではいけない。
今後の大きな問題だと思う。
息子に会えたことが嬉しかったが
今後 息子がお世話になっている施設はどうなって行くんだろう?