我が家で宿題を済ませて 村の子ら帰る |
R君のお帰りだ。
何を思ったのか「おやつ食べる?」と聞くと 「宿題してから~」と応えた。
学校の話もそこそこに 宿題の国語と算数の本を出した。
今日もやる気 まんまんや!
意外と宿題の量が多いな~とパラパラめくってみた。
算数は常に両手を使って引き算をしているので
「今日から手を使わず引き算してごらん~」と言うと ちゃんと出来た。
嬉しかったのか 自信が付いたようで10問があっという間に解けた。
国語は学校で書き順を習っているが 一筆書きのような書き方に
「もう一度~もう一度」と 何度も書かせた。
車の漢字を何度も一緒に書き これでもか!と 10数回書いた頃
やっと正しい筆順で書くことが出来た。
R君は嫌がらずに何度も書いた。
素直な気持ちが 一つの漢字を覚える事が出来た。
我が家で宿題をしなければならないと言う気持ちは 何故かおかしく変わっているけれど えらい頼もしい子や。
日に日に真面目に取り込む姿を見ていると
いつもお祖母ちゃんから聞かされているように
家では悪さばっかりして 家族が困っている子供とは全く想像つかない。
何度も挑戦できた事に強く抱きしめてあげたら照れていたけれど 嬉しそうだった。
誰でも褒められると嬉しいもんね。
オッチャンは R君が捨てようとした縄跳びの紐を直していたが
また 使えるようになると喜んで「おっちゃん 何でも直せるんやな」と・・・
まん丸の目で可愛い顔して ニッコリ。
偶々 午後から来ていた夫の友達が「この子らがいて楽しそうやな~」って。
そのとおり!
子供たちはアッケラカンとして 無垢やな~と思う。
私の心が沈んでいたり歪んだ気持ちの時は 色々と教えられる。
この村の宝物やな~
最後に 朝見つけたごきぶりホイホイの鼠を見せると驚くかと思ったら
「小さいな~何処から来たんかな?」と みんな平気で語っていた。
目の前で猪やヘビを見ている彼らは こんな鼠に物怖じする子達ではなかった。