お弁当持って~♪ |
息子がいる施設に行って 一緒にお弁当を食べようと・・・
お弁当を作っている時は これを食べるかな?
何が一番好きかな? とあれこれ考えるとそわそわ~
施設から近い公園へ行って走って 散歩させようと思った。
広々した公園は貸切り状態。
「どれでも好きなお弁当 取っていいよ」と言うと一番大きなのを手にした。
一番はじめに 弁当に乗っていた小梅をそっと夫の弁当箱へ置いた。
何も知らない夫は 行李弁当の梅干しを喜んで食べていた。
息子は海老フライや卵焼きを 大きな口を開けてポイッと~
ブロッコリー キノコ 鶏もも焼き 太いウィンナーなど
おかずもご飯も少なめにしたが ちょっと足りもなさそうだった。
まだ食べたくて 私や夫からも好きなものを貰って完食した。
この後は お楽しみのチョコレート。
それは それは喜んで ニコッと笑ってとっても嬉しそうな顔。
久し振りに見た息子の笑顔だった。
手に取って 口に入れると?
何か味が違うと分かったのか 手を付けようとしなかった。
外国のチョコは本当に味が深く美味しいのが多いが
息子は 明治や森永の安い板チョコに慣れている。
慣れっこになった味を覚えているから
綺麗にな箱に入ったチョコは 見た目にもいつもと違うチョコやと感じた様だ。
「お姉ちゃんからよ~」と言った言葉に反応したことが 何よりも良かったと思った。
息子のことが常に頭から離れなかったが 今日会ってきて眠れそうな気がする。
話は遡るが
孫が初めて息子に会った時 初めは驚いただろうな~
娘が息子の障害のことや家族と離れて住んでいる訳や意味をずっと話し続けていたから 孫もごく自然に接する事が出来た。
4歳の孫にもじっくり話せば 孫は小さな頭で十分理解できている。
1月娘の帰国時に 息子も加わりみんなで食事をしたが
孫と息子の表情は普段通りで 二人の関係は見ていても和やかだった。
孫は食事を終え息子と別れる時に 友達と離れるのが辛い様な寂しさを表し
今にも泣きそうで ベソをかいていた。
孫の優しさはこれに限らず 友達や老人にもフレンドリーだと娘は話してくれた。
障害を持つ息子にどうやって 自分の子を接して良いのか娘は悩んだと思う。
案ずるよりも産むが易しとは よく言ったもので
私が心配することではなかった。
重い荷物を背負っているのは 私や夫や娘だけれど
息子は私たち以上に もっと試練に耐えていると思う。
孫は私たちが考えている以上に 強く優しい子に育っているのが嬉しかった。
他人に優しくなることは こころを育むことなんかな。