息子の傷口を見て 夫婦の危機 |
指に群がって可愛い。
もう直ぐ 息子が帰って来る。
発作はどうか?
便通はいいか?
顔を見るまでは心配することが多い。
早速 息子の好きな水炊きを食卓に置いた。
野菜をたっぷり食べさせたくて お碗に入れると直ぐになくなる。
しっかり 沢山食べて欲しいとお碗に入れる。
落ち着いていると思ったのもほんの2~3分だった。
相変わらずの小さな発作が 何度も何度も続いた。
そんな発作なら前よりは改善されたと思った瞬間 大きな発作でお茶碗が飛んだ。
お汁の入ったお碗もみんな飛んだ。
机の上は お汁や具が散乱し 私は倒れないようにと息子の腕をつかみ
夫は黙々と食べながら私に向かって「食べさせ過ぎだ!」と激しく言った。
そんなこと 言っている場合でしょうか? オッチャン・・・
夕食を終えるまで 細かい発作は止まらず
途中で 私たちがどういう訳か大喧嘩になった。
それでも息子は喧嘩をする両親など おいらには関係ないと言った様子。
むしゃむしゃ~野菜を入れて欲しいとお碗を付き出した。
泣きたくなった。
子供のことで どうして夫婦が喧嘩をしなければならないのか?
本当に情けなく 突っかかる夫を今日は別人で気が狂っていると思った。
その時 仲たがいをさせてくれるのは息子の何気ないしぐさや行動・・・
私たち 息子の病気のことで喧嘩などしている場合じゃないよ。
この度 一番心配したことは
息子の顔の左の一部分が大きく腫れあがり菌が入ったような感じに驚いた。
夫に 「息子の顔の腫れを何故看護師さんに尋ねなかったの?」と
それだけ聞いただけで キレた。
お迎えの時 わざわざ看護師さんが玄関まで連れて来て下さったそうだが
私なら他の利用者の様子も部屋も見たいので 連れに行くと言うと
そこから又々 キレた。
息子の顔をみれば 直ぐに看護師さんに状況を聞く事が出来た筈。
「顔を見たのは だいぶ経ってからや!」とキレまくり。
こんな言い争いは 息子にとっても私の体にも障るから止めようと思った。
だが気になるので 看護師さんに連絡を取り排便や発作のことも尋ねた。
看護師曰く「私も その顔の腫れたのが気になっています」と仰った。
エッ!
しかし 話は早い。
息子を施設に帰す時 私たちがいつも通院している皮膚科に連れて行くか
もしくは治まっていたなら 翌日皮膚科に行く利用者と一緒に
皮膚科で診て頂くことにしよう~と 相談のうえ決まった。
夫との言い争いで 凄い体力消耗した感じがしたが
帰省の度 息子の変化にいつもドキッとする。
夜も寝ない息子に付き合うのは私。
既に 夫は何もなかったかのようにぐっすり寝ている。
きっと 運転に疲れたんだな~
明日は3人仲良く 食べて笑って過ごしたい。