息子に会って思ったこと |
それの繰り返しだが 静かに遠くからその様子を見ていると
満たされた気持ちになる。
昨日有馬温泉を下り 息子の診察日のため病院へ向かった。
入院時 発作の多さにどのような薬をどう使用すればいいのか
経験豊かな主治医が 新薬を加えて下さった。
朝夕1錠ずつでは 発作は収まったものの
気候不順の時には再び小発作が出て来たとのことで もう1錠ずつ追加。
薬は使うと同時に 体に慣れて来るのだろうか?
2錠ずつに うまく発作が止まったと思っていた処
診察日の5日ほど前から 少しずつ硬直発作が増えたとのこと。
発作のことは 施設の支援員を通じ医師に話をして頂いた。
「もう1錠ずつ 要は朝夕3錠ずつ服用も可能だが 便と発作の関係も響いている」と説明を受け 3日間出ない時の為の便秘薬を加えて下さった。
便秘薬のことは 10月末まで看護師のトップ責任者だった方が
医師の処方箋や指示なしで 利用者が使っている殆どの便秘薬の服用を止めた。
これって医師法違反と聞かされたが 見ていないので何も言えなかった。
便秘薬を数か月服用しなかった為 1週間以上も便秘になり大発作がずっと続いた。
便秘になると 発作を誘発するから飲ませてほしいと懇願したが
聞き入れてくれることはなく 頑なに医師まがいの勝手な行動を
本部も知らなかった様だ。
また 息子が頭部に怪我を負った時 いつもとは違う大きな怪我にも拘らず
3時間ホッタラカシで 頭を冷やすでもなく鼻腔の止血だけだった。
その怪我時に当直の支援員は目の前で見ていたが
その支援員に話を聞いても固まった様子で 何一つ語らなかった。
施設が動き始めたのは 4時間半後に受診したと記録帳を見せて頂き知った。
1番目受診は耳鼻科へ~ 6時間後に2番目受診で形成外科へ~
そして 7時間半後に3番目の大病院へ移動し 硬膜下血腫(出血)で入院になった。
今見ての通り 息子は動けることにホッと胸をなでおろしているが
これ以上の障害を持つことは不憫に思えて 居たたまれない。
親を安心させる為だったのか トップの看護師は「私は誰よりも一番先に施設に来て指示もしました」と言われたことは 全て虚だったことが昨日判明した。
何て人だろう?
ご自身の目でどの利用者も看ようとはせず 現場は下に任せおさぼり三昧だった様だ。
この看護師だけでなく施設長も「毎朝利用者の部屋を見回っています」と保護者会で話したことも 親へのアピールで嘘だったそうな~
支援員から語られた本当のことを聞きショックだった。
そう言えば 息子が3月に入院した時の状態を施設長は知らなかった。
施設長は看護師が伝えてくれなかったと言っていたが 毎日巡回し支援員の記録帳に目を通していれば分かる筈。
嘘は案外早くばれた様で それがどうとかこうとかは言わないが凄く残念。
何もかもに悔しい思いがする。
みんな 罪のなすり合いで人間として また人の命を預かる者として
聞けば聞くほど 情けなく悲しいことばかりだった。
昨日 主治医に説明するため病院へ来てくれた支援員が何もかも話してくれ分かったこととは言え こう言う人がなぜ福祉に携わるのかが分からなくなった。
話してくれた支援員は違う意見を言うと押えつけられ言いたいことも言えなかった様だが これからは権限を振り回す幹部や天下りをなくす様にしていかなければ 決して良い福祉とは言えないと思う。
本部での人選も深く考えて頂きたいことと 隠ぺい体質も改めて欲しいと願う。
実は息子だけの怪我だけではなく
今年初めには 男性利用者が「痛い」と訴えているのにも関らず
1か月以上 青あざや脚の色が変色しているのに 聞き入れてくれなかった為
遂に 歩行困難で手術が遅れ車椅子生活になってしまった。
その利用者は大腿骨骨折だった様で もっと早く治療を受けていれば歩けたそうだ。
他にも色々と大きな怪我や病気になったことが起きた。
そうこうしている内に 施設を立て直しするとのことで
特別に選ばれた優秀な施設長と看護師がやって来たが 今まで以上に大きな問題が起きることになった。
どうしたもんだ?
優秀と言われた方の評判はかなり悪く これはえらいことになると思ったら
早い段階で 思っていた以上に施設は解体寸前にまで至った。
4年前に 県の天下りが施設長になってからは真面目な支援員には地獄だった。
親も支援員もその方に服従しないと無視され 施設には暗雲が立ち込めていた。
その間に 辞めた優秀な支援員や変わって行った方の多かったこと・・・
保護者も施設の事故続きや 施設長が代って行くことに信用が置けなくなり
又か・・・と言う気持ちや不信感が やがて無関心に変化して行った。
次第と 保護者会へ参加する親も減り参加者は限られて来る様になった。
常に施設では事故が起き その様な人選をする為 誰を信じることも出来ず
9月 息子の退院日 遂に本部へ飛び込んで行ったが
それ以降も 大変なことが起こっている様な~
しかし そんなことばかり言っておられず
施設には 11月から以前勤務していた方が施設長として戻って来られたのです。
彼は県から来た天下りの方に放り出され ご苦労された様だが
今回戻って来たことは 部下と共に真剣に立て直さなければと・・・
静かな方だが 現場を重きに置き色々案を出し考えてくれる様でホッと出来そうだ。
どんな協力でもして行こうと思った。
彼は県関係とか野望がある方ではなく やっと信頼できる方が戻って来られひと安心。
本部も施設も保護者も正念場。
介護職員不足が危惧されている今
上に立つ方の教育家指導の仕方で 思いやりのある支援員が育つと信じてやまない。
こんなことを書いたのは私の記憶に留めたく 重大な問題が起こる様なので
施設のことをまとめてみた。
障がい者施設には見えていないことが 後になり問題が大きく多過ぎる。
これからは 老人施設のことでも増えて来るだろうな~
息子と一緒におやつを食べたことや 公園を時間を掛けて歩いたこと
歌を唄ったこと 木の枝を集めて積んだこと
何年振りかで 男性棟の部屋で利用者と一緒にいたこと・・・
何だか 保母さんになった様で嬉しかった。
そして 昨日頂いたお菓子などを三時のおやつにしたこと。
少しずつ 数が多いと嬉しいな~♪
お菓子はその場を明るくし 楽しくさせてくれる。
何も語らない夫でも
この様なお菓子を見つけると 急に話を始め
分けっこすることで 次から次へと会話が弾む。
あ~ 美味しかった。