お墓のことで忙しく・・・ |
夫が墓守をしている方の お寺のご住職から突然の電話。
そのご住職とは何度も 生前のご本人と共にお参りをさせて頂いた。
「2月12日 姪御さんご夫婦が突然寺に来られたんですよ。叔母さんの遺言で遺品をお墓の中に納めたいとのこと。偶々 自宅でいたからお会い出来ましたが いきなり来られてあれこれして欲しいと言われて困りました」とのちょっと怒り口調で話された。
3週間も経って お寺の方は何故我が家に電話して来たんだろう?
聞いて欲しかったんでしょう。
遺品のことは 私たちも本人から聞いていた。
相続人である姪御さんは お墓が何処にあるかも知らなかったが
我が家の近くと言うことだけは よく私たちが話していたので知っていた。
墓守を預かった夫に連絡をしてくれれば お墓で待ち合わせ
話は早く済んだのにと思ったが 恐らく夫を煩わせたくなかったんだろう。
いつもお参りで見ている墓石・・・
いざ 遺品を納める場所の確認をどうすればいいのか考えた。
亡くなった後 その場所があるのかと石碑など見回したが分からなかった。
確か 島内南の石材店に墓石や石碑を作って貰ったと聞いていたのを思いだし その当時の石材店を島の片っ端から探そうと電話をかけ続けた。
26年前の書類など残している筈はなく 途方に暮れ焦った。
何軒か掛けている内に 親切な石材店のご主人に出合った。
その時代の墓石は昔と違って新しく 水入れや線香立ての下に納骨堂があるので その石を直角に倒すか引いてみるとお堂があるかも知れないことを話して下さった。
昨日の大雨ではとうてい無理で
今朝 確認の為お墓に行った。
それらは全てくっ付いていると思っていたのが動いた。
丸い小さな穴を引っ張ると 納骨堂が見えた。
※本人の希望で解剖の後は散骨し 戦死したご主人と分かる物は何もない
何を入れるのか?お互いが交わした手紙や著書など
我が墓は古い石碑で今どきのお墓ではなく
納骨するにも石材店に掘って貰うのが普通と思い込んでいた。
先入観にとらわれていた・・・
固定観念を持つことは無知と同じやと思った。
石材店の方とお墓のことを話している内に ホッとしたことがあった。
墓じまいのことを案じていたが 丁寧な説明に胸のつかえが少し下りた。
取り急ぎ お寺と姪御さんには今日のことを夫から知らせて貰った。
そこからどう動くかは お二人の指示に従おうと思う。
永大供養として お寺にはそれなりのことをしているが
誰もお参りしないお墓の意味って 何だろう?
だ か ら 墓じまい・・・