お椀を探しに・・・ |

5段あるが二枚の蓋があり 二段で使ったり三段で使う為だろう。
これを使ったのは 娘が5歳の時だった。
お正月は 毎年 神戸から島に帰って過ごした。
三が日ゆっくりしようと 大晦日に詰めるだけ詰めた。
おせちの前で 私が日本舞踊を習っていた時の古い着物を着た娘ははしゃいでいた。
その時は 父と母を独り占めして嬉しそうだった。
35年ほど経つのかな?と思い出していた。
父がいて 母がいた。

何とも言えない美しい漆器に 何故か分からないが
日本に生まれて良かったと思う。

このお椀に 雑煮や味噌汁よそってあげたい。
よそうって方言?

20年ほど前に いちど塗り直しを輪島の職人さんにお願いしたことがある。
椀の色が 熱いお汁を入れたのか二段に分かれボンヤリ色に・・・
新しい商品と思うくらい綺麗になったが
あの時の修理代・・・メッチャ高かったな~
特にこの椀への思いは強いが 持ってあの世には行けないものね。
生活に変化を見いだすため 思い出すため 食事を楽しむため
時には 暗い蔵で探し物をしたいな~と。
ネズミの死骸などへっちゃらさ~
こんなことを書いている間にも あと6時間余りで新年を迎えようとしています。
12月最後の日 風邪でしめる無様さに大いに反省。
多くの方々に迷惑を掛けることになってしまったこと
本当に申し訳ない気持ちで 自身がもどかしいです。
つたないブログでしたが ここに訪れて下さいましたこと
ほんとうに有り難うございました。
心からお礼を申し上げます。
みな様にとって
来年は更にお健やかで 良いお年になりますようお祈り申し上げます。